坂の上の方にある酒屋さんで、お土産の地酒とお味噌を購入。質量のあるお土産。
もう昼過ぎ一番のバスには間に合わないので、1時間後のを宿の休憩室で胡坐をかいて待つ。
ここも人がいない。宿の人もたぶんいない。
蒸し暑い、畳の匂いが上ってくる。
表通りの人の声と折坂さんの「坂道」を聴きながらこれを書く。
この町はいつも水の音がする。室内にいると、常時雨が降っているように感じる。
今日は薄暗い日なので、雨が降っているのかどうか本当に分からない。
季節が耳打ちする 「似合わない服を脱げ」と
きっと君は気づいてた 目的を通り過ぎたと
その角を曲がれば 細く暗い道に出る
いつかは会えるだろう 嘘みたいなそんな場所で
これでこの旅はおしまい。