尾道グルメまみれ

遅めのお昼は商店街の尾道ラーメン。

近くに二か所あって、どちらの看板を見ても決めかねる。最初に目に入ったのは新しそうな店構えで、若者が集っている感じ。次に見つけた店は昔ながらの地元のラーメン店という風貌。どっちもうまそう。味見させてくれない限り、どっちにする?と言いながら二店を往復する事しかできない。

エンドレス往復に終止符を打ってくれたのは、ふたつめのラーメン屋さん。店主に声をかけられてこちらに入ることに決めた。


おすすめ通り、尾道らーめんとチャーハンのセットを注文。
ここに来る前に立派なモーニングとケーキを食べているのでチャーハンまで腹に入るか不安だったが、めちゃくちゃおいしかったので両品とも完食。麺がなくなった後も汁を飽きずに啜り、最後のもやしの一本まで食い尽くそうという気概で椀の底を探った。

尾道らーめん!

私は何に関しても濃い味・こってりを至上としているので、食べるまでは尾道らーめんがしょうゆベースであるという点に一抹の不安を抱いていたが、実物は魚介だしにがっしりとした背脂が浮かんでいるおかげでスープに魚と脂の旨味が染み出ていて濃ゆく、堅めの細麺との相性も最高だった。

この日何度「らーめんおいしかったな~」と懐古したことか知れない。
もうしばらくこの麺を食べられないのが寂しい。



 

続いて、商店街でお土産を買う。

イカ天・のり天の大ファンである私は、大量の○○天を買い込むべく、尾道に来る前からお土産は段ボールに入れて郵送しようと画策していた。業務用いか天も買えちゃう天才的な策。

思ったよりも長く、途切れつつも続く商店街をずーっと歩いてお土産屋さんを探す。
商店街にはお土産屋よりもカフェのほうが多いくらい、お洒落なカフェが色々入っていた。全面ガラス張りで、天井が高くて広々とした気持ちのよさそうなカフェ。隠れ家的な、縦に細長いカフェ。こんなところで仕事できたらいいな~。完全リモートOKになったら尾道に移住して、一生飽きないくらいあちこちに点在するカフェを渡り歩きながらお仕事するのもいいかもしれない。かもしれない、じゃなくていいに決まっている。

商店街で一番大きなお土産屋でイカ天を買い込む。
購入品はイカ天5袋のり天2袋(ドンキでは買えない味たぶん)、即席ラーメン2袋、綺麗な色の帆布ポーチ、尾道の地酒、海藻スープの素、檸檬リーフパイ、あとは陶芸品屋で買った備前焼尾道猫とドリッパー。これらを全部箱に詰めて家に送った。

 

 

まだおなかは空いてないけど、尾道プリンがどうしても食べたかったので駅近くのプリン店に寄った。

尾道プリン

駅から商店街までの続く道にちょこんと佇むお店は、昭和の駄菓子屋さんのようなレトロな外観。
コロッケ屋さんみたいにテイクアウト販売だけなので店内の飲食スペースは無いが、店の表に小さなかカウンターテーブルとベンチがあり、そこで食べられるようになっている。
いちごブルーベリー珈琲抹茶などなど色々な味があったが、尾道らしくレモン味のシロップがついたものを選んだ。食感滑らかでこっくりとしていて、なんともおいしい。甘いもの大好き人間にはたまらない。
このプリンを食べていたら超がつくほど甘党な親戚の顔が浮かんで、絶対好きだろうな~と思ったので贈ることにした。伝票を用意している間に人がどんどん集まってきて、行列ができた。「わしゃがな」の尾道土産紹介編でも「朝から並ばないと売り切れちゃう、超人気プリン」と言われていたので、空いているタイミングで買えたのは超ラッキーだったなあ。

 

これで尾道旅はおしまい。