日記から

読書感想文は書いているけど、日記はまだ投稿していなかった。

やろうやろうと思っていてほったらかしにしていた日記形式の記事を、今日から書いていくことに決めた。気分がいいときに、気分のいい話を書きたい。でも時にはむかつく話やどんよりした話も書いてしまうかも。それでもできるだけ明るく、もしくはばかみたいな形にするよう気を付ける。

第一記なので、今日やったことや最近の仕事についてみたいな小話じゃなくて、自分について思い出したことや考えたことを題材にして書いてみようと思う。

 

 

あまり急ぎでも重要でも楽しくもない仕事をしているとき、私の思考は宇宙へ飛ぶ。手元はオートモードで動いているだけで、意識はほとんど及んでいない。では何を考えているかというと、自分自身のことや、週末の予定や、美容院の予約タイミングなどである。一つ目のテーマ、「自分自身」について考えていたときのことを綴る。

私はあまり良い人ではなんじゃないかという懐疑から、このもやもやはスタートした。(この懐疑がどこから来たのかはもう思い出せない。)

生れたときはどうだったんだろうと思い、自分の中の一番古い記憶を呼び出す。そして小さいころ一番好きだったアニメが、アンパンマンシリーズの社会のマナーを学ぶためのビデオだったことを思い出した。

スーパーマーケットでばいきんまんドキンちゃんエスカレーターを逆走したり、試食を食い漁ったりと好き放題振る舞う。アンパンマンからの注意に耳を貸さなかった彼ら菌類は、エスカレーターから転げ落ちたり試食で火傷を負ったりと不運な目に遭いやっつけられるという内容(だったはず)。「マナーを守らないとこんな目に遭うよ」という教訓が明示された作品である。

しかし私を魅了したポイントは決して「マナーを守ること=正義 が マナー違反=悪 をやっつける」ところではなく、マナーを犯しまくるばいきんまんたちの自由奔放さだった。彼らがエスカレーターを逆走する姿はとても朗らかで、人生に一度はやってみたいアトラクションだと、幼き私はわくわくしたものだ。試食を腹いっぱい食べるのも手に届きそうで届かない夢であり、ばいきんまんたちのノリのポップさにも後押しされて「なんか楽しそう」という印象を残した。

スーパーマーケットをめいっぱい楽しむばいきんまんに注意して、私のワクワクに水を差すアンパンマンに「うるせえよ」と思った私が、清き善の心を持つ聖人賢者の生まれでないことは明らか。決して悪人ではないと自負しているし、ちょうどいい加減の良い人でありたいと願っているから、じゃあ何なんだと言ったら、マイルドヤンキーという言葉が適当かもなと思った。